薬剤師の将来性

将来性を考える

どんな仕事に就く場合でも、その仕事の将来性というものについて考えておくことは重要です。
そこでここでは、薬剤師という仕事の将来性がどのようになっているのかを考えていきたいと思います。

まず大前提としてですが、薬剤師の所属する医療業界というのは、今後も堅調を維持することが考えられます。
というのも、日本は高度な高齢化社会となっているため、医療を必要とする人口は今後も増えていくことが考えられるためです。
医師や看護師などと同じように、薬剤師の存在価値というのもさらに向上していき、需要も拡大していくことが考えられるでしょう。

特に薬剤師はこの高齢化社会による影響を受けやすい傾向があります。
というのも、今後は入院看護ではなく在宅介護というものが中心となってくることが考えられるためです。
在宅介護においては医薬品の持っている意味がより強くなりますから、当然薬剤師の需要は継続していくことが予想されるでしょう。

ただ、この環境というのは、特に地方において言えることです。
都市圏については人口が密集しており、労働人口も多く集まっているために薬剤師が不足していることもなく、今後はそれほど需要がなくなっていくことが考えられるでしょう。
むしろ地方都市などの方が薬剤師の需要は継続していくことが考えられます。

不安要素は?

では、薬剤師の将来性において不安要素というのはないのでしょうか?
実は、不安要素も一応存在しています。
確定的ではないため、このようなケースも考えられるかも知れない、という程度にとらえておいて頂ければ幸いです。

不安要素となるのが、環太平洋パートナーシップ協定、みなさんもご存知のTPPです。
日本だとどうもTPPが農業にばかり影響を与えるものかのように報道されており、そう考えている人も多いのではないでしょうか?
しかし、TPPは農業に限らず幅ひろいモノに対する関税や流通規制などを撤廃する枠組みです。

そのため、海外、主にアメリカからの圧力によって、国内では現在は使うことが出来ない医薬品の規制が解除され、より安価で効果の強い医薬品が海外から流入してくることも考えられます。
いずれにせよ薬剤師は必要であるものの、現在とはまた違った形での仕事というのが多くなってくる可能性は多いでしょう。
そう考えると、学術業務などは今後需要が拡大する可能性を秘めていると言えます。