血液をサラサラにする薬を止めるのは危険

抗血栓薬を使用するときの注意

日本人の死因の第1位は悪性新生物(がん)ですが、第2位に心疾患、第3位に脳血管性疾患が入っていることから血液由来の病状は非常に危険であることがわかります。

心疾患も脳血管性疾患も血液の状態が悪くなり体内の重要な器官である脳や心臓に血液を通す管の部分につまりを起こしてしまうことで重大な機能障害がもたらされます。

そのため定期検診や他の病気による通院時に血液の状態が悪いと診断された患者さんに対し、医師は「抗血栓薬」と言われる血液の凝固を防ぐための薬品を処方します。

「抗血栓薬」には「抗凝固薬」と「抗血小板薬」の二種類がありますが、いずれも服用により血液内の凝固物質を抑制し流れやすい状態を作り出します。

しかしこれらの薬品は重篤な病気を防ぐ作用がある一方で、大きな副作用の原因にもなってしまいます。
そのためその副作用を気にして自己判断で服用をやめてしまうという患者さんもおり、そのために思わぬ別の病気が起こってしまうこともあるようです。

抗血栓薬の副作用とそのために起こること

抗血栓薬の副作用としてまず起こるのが、ちょっとしたことによる出血です。
血液を流れやすくしている都合上仕方のないことではありますが、抗血栓薬を服用してすぐの時期というのは歯磨き中の歯茎や、鼻粘膜からの出血が起こりやすくなってしまいます。

しかも血液を凝固しにくくしていることから出血があってもなかなか止まらず、それが恐怖感になってしまうということもあるようです。

しかしそうした理由で服用を止めてしまうと一気に血液状態がサラサラからドロドロに変わってしまうので血栓が起こるリスクが増大し、服用をやめてすぐに重篤な症状が出るケースも報告されています。

最初のうちは体質の変化に戸惑うこともあるでしょうが、きちんと用法用量を守って飲む限りは問題がありませんのできちんと医師の指導を守り勝手に服用回数や分量を変えないようにしましょう。